人と人との8割の接触削減 指針10のポイント(続々)
2020.6.13
新型コロナウイルス感染の緊急事態宣言が5月25日に解除されて3週間近くになりました。東京都の1日ごとの新規感染確認者数が20人を超えていますが、東京アラートも解除されてステップ3に移りました。皆様は、いかがお過ごしでしょうか。
私は今日、国立国会図書館に行ってきました。緊急事態宣言下、入館による資料の閲覧が中止されていましたが、6月11日から抽選で1日200人が入館できることになり、なんとその抽選に当たっての入館でした。入館時、アルコールによる手の消毒と検温が実施され、パスすると入館できます。閲覧室にずらりと並んだ検索用の端末は1台おきに「調整中」の紙が貼られて使用できないようになっており、密が避けられていました。入館者の数が少ないため、資料や複写の受取待ち時間が比較的短く、役に立つ文献を入手して満足でした。
ついでに、端末に自分の名前を入れて検索したところ、谷直樹弁護士と共編著で法学書院から出版した「患者のための医療法律相談」がちゃんと出てきました。うれしいものですね。
図書カウンターの上には、「真理がわれらを自由にする」という言葉がほられています。含蓄のある言葉です。その言葉がむなしいものにならない世の中が続きますように。
お昼には食堂でカレーライスを食べました。テーブルには、アクリルのパネルが立てられて、飛沫の飛散防止策が採られていました。
ところで厚生労働省は、「新しい生活様式」の実践例を公表しています。「人と人との8割の接触削減指針10」のポイントより、具体的に実際にそってわかりやすくなっているようです。ブログをサボっていたために、10のポイントの点検が中途半端なままになっていますが、新しい生活様式とも共通しているので、引き続き10のポイントを自己点検してみましょう。
7 筋トレやヨガは自宅で動画を活用
スポーツジムでクラスターが発生したことから、自宅で筋トレ等を続けられるよう勧めているのですね。私の母は88歳です。自分はそのジムで最高齢だと「どや顔」で、女性だけのスポーツジムに通ってきました。緊急事態宣言中ジムが休業となりましたが、緊急事態宣言が解除になってジムも再開したのに、重症化リスクの高い方は6月末までお休みしてくださいとのことで、そのまま通っていません。マシンを使っての筋トレに慣れていると、マシンのない自宅ではなかなか同じようにはできなくて、筋力が落ちたと嘆いています。
私は、なかなかジムに行ける環境ではないので、テレビやyoutubeで見たものを参考にして、昨年の夏から、今年の夏の登山を目指して自宅で何も道具を使わないでできる筋トレを続けており、一応○です。スクワットでももの筋肉、水入りペットボトル(道具使ってる!)で腕の筋肉、その他、腹筋、背筋に加えて、顔の表情筋(?)も鍛えています。でも、コロナ禍のために道路整備ができていなかったり、山小屋も宿泊態勢をとれなかったりで、今年の登山は無理のようです。ざんね~ん。
8 「飲食は持ち帰り、宅配も」
緊急事態宣言中、全日を在宅でというわけにはいかず、週に2日ほど事務所に出ていました。そこで、昼食です。通常は事務所近くでお弁当を買って、事務所で昼の朝ドラを見ながら食べています。居酒屋やレストランのランチを食べることはほとんどありません。昼間の人通りも減った事務所前の通りに並んでいる飲食店を見ると、やはりガラガラ。ふと、イタリアンのお店がランチのテイクアウトを始めたのに気づき、パスタランチをテイクアウトしました。小エビのトマト味といってもイカや野菜もたくさん入っておいしい!クリーム味、塩味のパスタメニューもある。 次に、角にあるクラフトビールのお店が、いつもやっているカレーの他にタコライスをテイクアウトで出しているのを買いました。彩りもきれいでおいしい! 淡路町の交差点方面の青い象が目印のお店も、それまでは3種類くらいだったランチのテイクアウトの種類が増えていて、新しいメニューの冷麺やネギトロアボカド丼を試してみました。おいしい! どのお店もテイクアウトで頑張っています。
宣言解除後、人通りは戻ってきています。当事務所の周辺は、お弁当屋さんと飲食店が昼時に売るお弁当の競争が激しいので、おいしくて割安感のあるお弁当が食べられるのですが、レストラン等がお弁当、テイクアウトに算入して、ますます競争が激化しそうです。どのお店も頑張っていただき、私も小さな胃袋ですが、ランチと夕食用にテイクアウトを応援したいと思っています。
9 仕事は在宅勤務
すでに書きましたように、緊急事態宣言中は週に2日ほどの出勤以外は在宅勤務をしていました。解除後は、週5日くらい出ています。コロナ禍以前は週6~7日事務所で仕事をしていたので、それよりは人との接触の機会は減ったと言えます。
私は、医療過誤事件、一般民事事件、家事事件を主な業務分野にしています。そのような種類の仕事では依頼者の方からよくお話しをきくことがとても大切です。そのため、相談や打合せをWEB会議だけですませることには抵抗があります。やはり、WEB会議と直接お会いしてお顔を拝見しながらとではかなり違います。ただ、まだまだ、感染が治まらない状況では、都内までお越しになるのは恐いというお気持ちの方もいらっしゃいますので、可能な場合にはWEB会議でも対応させていただきます。
10 会話はマスクをつけて
皆様のところには、アベノマスクは届いたでしょうか。わが家には今週になってようやく届きました。中学時代の友人に手先の器用な人がいて、ちょうどマスクがドラッグストアで買えなくなった頃に、ピンクの花模様の布マスクを手作りして送ってくれました。うれしかったです。そして、このところの気温上昇でマスクをしているのが苦しいなと思っていたところ、少し薄手のひんやり感のある夏用手作りマスクを、またまた送ってくれました。ありがとう!!
アベノマスクが届かない環境にいる人もいるということで、寄付を募って必要としている人に配る活動をしている方たちがいるそうです。頭が下がります。
報道によると、菅官房長官は、「次なる流行にも十分反応できるよう、布マスクを多くの国民が保有することに意義がある」と強調して、寄付するより自宅に保管するよう勧めているそうです。アベノマスクが届かず、マスクを持っていない人にマスクが届くように寄付することは、菅官房長官のおっしゃる意義にそうものではないでしょうか。
東京都では毎日20人以上新規感染確認者が出ていますが、ステップ3に進みました。国会図書館の食堂のテーブルには、アクリル板がありました。それ以外の飲食店や居酒屋で、道路から店内をのぞいて見ている限りでは、アクリル板を見たことがありません。ちょっと心配しています。
当事務所では、打合せ室にアクリル板を用意しましたが、アクリル板の効果はどんなものなのでしょうか。。。
インフルエンザと違って、新型コロナウイルスは暑くなっても終息しないらしいですね。梅雨に入りました。食中毒も心配な季節です。いろいろ配慮しなければならないことが多いですが、皆様もくれぐれもご自愛ください。
わが家の庭のアジサイです。
石川順子