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サイバー犯罪にはご注意を  弁護士 小峰将太郎

昨年の11月頃にクレジットカードの不正利用の被害に遭った。

私は家計簿をつけるほどではないが、毎月の収入と支出の管理はしており、クレジットカードの利用履歴もチェックして、何にいくら使ったのかは確認する。そうすると、クレジットカードの利用履歴に全く身に覚えのない支出があった。支払の項目をみても全く覚えがないのでクレジットカードの会社に問い合わせをしてみた。担当者が対応してくれたところ、一つは池袋の飲食店で直接支払ったかのような使い方なので心当たりがないかと聞かれるも全くない。クレジットカードの番号をどこかで打ち込んだことはないかと聞かれるもそのような機会は何度かあったがあくまで公共料金の支払い等である。ただ、担当者も、そういった事例は多いらしく、「お客様がご利用したのか、あるいは、不正利用か、丁寧に調べます」と言ってくれた。

その3日後ほどにはクレジットカードの会社から電話があり、やはり不正利用のようであったとの連絡があり請求の項目から外してくれた。個人的には驚きであった。クレジットカードの番号を入力すること等はよくあることだ。その程度の情報からサイバー犯罪者は情報を仕入れてきてクレジットカードを不正利用することが可能ということだ。また、同期のサイバー犯罪に詳しい弁護士に聞いても、それくらいはハッカーのようなサイバー犯罪者からしたら、難しいことではないということだった。末恐ろしい話だ。

私もマイナンバー違憲訴訟などに参加した際に個人情報の重要性をそれまで以上に強く認識した。また、刑事事件を担当していく中で最近はサイバー犯罪で検挙される被疑者の弁護をしたり、逆にサイバー犯罪についての被害に遭い多重債務を追ってしまう依頼者の破産事件も経験したりする中でも、電子データの悪利用についての恐ろしさを知った。

今回、私自身が被害に遭いかけたことにより、サイバー犯罪の危険性を自分以外の人の問題だけではなく、自身の問題でもあると痛感した。

やはりクレジットカードの普及であったり、マイナンバーカードの普及であったり、財産のデジタル化や個人情報の入った書類やカードなどが増えている。そして、それらについて悪用することを試みれば、カード所有者の意に反して財産へ被害が及んでしまう危険性が高い。

これを読んだ皆様には、個人情報の記載された書類や携帯機器のパスワードなどを盗まれないように、日々の生活に気を付けて頂きたいと思う。